日本オートの安心中古バイク

厳選した良質のバイクだけを販売しております

当店の店頭に並べる中古バイクの判断基準はまず外観です。

外観が良くないバイクは乱暴に扱われ中身もガタガタなケースが多く、あちこち手を加えても故障する可能性が高くなりますので商品にはしておりません。

外観が良くても各部の消耗品の状態から前オーナーの乗り方や癖を判断し、少しでも不安のあるバイクは弾き、選りすぐりのバイクだけを厳選して並べております。

同じ車種のバイクでも持ち主の乗り方や癖、メンテナンスにより同じ状態バイクはありえません。

例えですが、同じ車種のバイクが2台あるとして通勤で片道10kmを高速道路で移動する方はエンジン回転数も一定でブレーキも殆ど使わないでしょうが、市街地の一般道で移動する方は信号待ちでストップ、ゴーを繰り返し、各部の部品は激しく消耗していきます。

同じ走行距離でもバイクの状態は雲泥の差となります。

一台のバイクは何千もの部品の集合体です。

大げさな話ですが、ひとつの部品が欠けただけでも正常に走らなくなる可能性があります。

人間の筋肉は使えば使うほど強く大きくなりますが、機械は使えば消耗していきます。

バイク屋として当たり前のことですが各部の消耗品を交換し、万全の整備でお客様に納車いたします。

 4ストエンジンFI車の納車整備の流れ

納車整備中の4ストエンジンFI車

 

今回はこの入荷してきた4ストエンジンにFI(インジェクション、燃料噴射装置)が搭載されたスクーターを整備し、店頭に並べる事ができるレベルへと仕上げます。

 エアクリーナーエレメントの交換又は清掃

汚れたエアクリーナーエレメントと新品のエアクリーナーエレメント

まずはエアクリーナーエレメントのチェックです。

バイクはガソリンと空気を混ぜて混合気を作り出し、それに着火させることにより爆発させ前に進む力へと変換させます。

ガソリンに空気を混ぜる際に外部から空気を取り入れる必要があるのですが、道路には土や砂、ホコリなどが舞っていますので、それらをフィルターに吸着させ、エンジンの中に異物が入らないようにエアリーナーエレメントが装着されます。

エアクリーナーエレメントを長く使っていると、フィルターにゴミが詰まり、エンジンが必要としている空気が供給できなくなってきて、パワーダウンや燃費悪化を引き起こす事があります。

今回の例ではろ紙で構成された乾式のエアクリーナーエレメントですので新品に交換します。

スポンジ状の湿式のエアクリーナーエレメントの場合は灯油で洗浄を行い、オイルを注油することにより蘇ります。

スパークプラグの交換

新品のスパークプラグと古いスパークプラグ

スパークプラグはシリンダー内に送り込まれた混合気に火花を飛ばし、着火させる重要な部品です。

エンジンの高温高圧に耐え火花を飛ばす頑丈な部品ですが、長期に渡り使用することにより、先端部分が汚れたり丸く摩耗してきます。

エンジンの始動性の悪化のトラブルは、かなりの確率で、このスパークプラグの劣化であることが多いです。

ですので、当店ではオートバイを納車する際には、スパークプラグの見た目が汚れていようが、見た目は綺麗であろうが、新品に交換しております。

スロットルバルブの洗浄

スロットルバルブの洗浄

昨今では主流となっているのFI車(フューエルインジェクション・燃料噴射装置)は、スロットルバルブの汚れでアイドリングが不安定になりますので定期的な洗浄が不可欠です。

エンジンコンディショナーを注入し、カーボン(汚れ)を除去します。

エンジン内部のカーボンの除去

Wako'sエンジンコンディショナーをシリンダー内に注入し内部のカーボンの除去を行う手順

シリンダー内のカーボンも除去いたします。

どちらかというと普段から長距離を飛ばして乗っているバイクよりは、短距離利用が多い方や、ゆっくりと走らせる事が多いバイクのほうがカーボンが溜まりやすいです。

シリンダーヘッドからプラグを取り外し、プラグホールからエンジンコンディショナーを注入し、エンジン内部のカーボンの除去し、バルブのカーボン噛みを防ぎます。

バッテリーの交換

バッテリーを取り外し電圧のチェック

バッテリーを新品に交換しエンジンを掛け、電圧を測りレギュレーターが正常に作動しているか確認し各スイッチ、灯火類を点検します。

駆動系の交換・清掃・点検

スクーターの駆動系をすべてばらした状態。プーリー、クラッチ、Vベルト、セルスターター、ドライブフェイス、ランププレート、クラッチアウターが並んでいる

スクーターの駆動系の部品を取り外し、ドライブベルト、ウェイトローラー、スライドピースを交換。クラッチシューも磨耗していれば交換し、プーリーのフェイスの状態を確認。各部の清掃、グリスアップをして組み付けます。

距離を走っているスクーターは、ウェイトローラーが偏摩耗し、加速力が悪化しています。

また、ごく稀ではありますが、ドライブベルトが走行中に切れてしまい走行不可能になることもありますので、当店ではウェイトローラーやドライブベルトは新品に交換して、新品同様の駆動系へと蘇らせた後に店頭で販売しています。

ブレーキの点検

スクーターのホイールを取り外し、ブレーキシューを露出させた画像

ブレーキパッド及びライニングシューが規定量以上減っていれば交換し、ワイヤーやカムがスムーズに動くか確認し注油もしくは交換します。

ディスクブレーキはオイルの量、汚れ具合を確認し交換します。

エンジンオイルの交換

スクーターのドレンボルトを外し汚れたエンジンオイルを抜き取る

エンジンオイルは汚れ具合にかかわらず交換します。

当店の使用している4サイクルエンジンオイルはZIC社製100%化学合成 10w-40 JASO MAです。

以上、今回の納車整備の内容はワンオーナー車で実走行5000kmの上質車だった為、整備箇所も少なくなっております。

走行が少なくても10年以上前のバイクは整備箇所がさらに増えます。

購入後も安心な中古バイク3ヶ月保障

当店では万全の整備をしてお客様に納車しておりますが、バイクは何千もの部品で組み立てられている機械なので予期せぬトラブルが起こる可能性があります。

万が一のトラブルが発生した場合でもご購入後3ヶ月まででしたら無料で修理いたしますのでご安心してお求め下さい。

中古バイクを買って修理代が高くついた経験のある方や、安物買いの銭失いが不安な方は日本オートの保障付き中古バイクをお勧めいたします。

LINEで送る
Pocket