BMW R1200RT LC エンジンオイルとフィルター交換の仕方
- BMW R1200RT LC(水冷)のエンジンオイル、フィルター交換の流れを説明いたします。
- ドレンボルトの締め付けトルク(ドレンボルト42n/m、オイルフィルター11n/m)がありますので、トルクレンチの使用を推奨いたします。
- 基本的な知識と技術をお持ちの方を対象に記事を書いておりますので自信の無い方はショップでのオイル交換をお勧め致します。
- この記事は完全ではありませんのが、少しでも参考になれば幸いです。
用意するもの
- エンジンオイル(メーカー推奨はカストロールPOWER1 Racing 4T 5W-40)4L缶1本
- 著者がお勧めの、今回使用するオイルはSCHLOSS BEA-BM40 MA2/SL 5W-40
- BMW純正オイルフィルター 純正品番11427721779
- 廃オイルパック(廃油処理箱)
- 10mmの六角レンチ、T25トルクスレンチ
- オイルフィルターレンチB76-14またはB76-12(フィルター形状により異なる場合がございますのでご注意下さい)
- オイルフィルターレンチは現在付いているオイルフィルターと購入したオイルフィルターがB76の12面か14面なのかを確認してご購入下さい
- パーツクリーナー
- ウエス
- オイルジョッキ
- ゴム手袋
- トルクレンチ
- ビニール、養生テープ
まずはエンジンを掛けて暖気運転するか走ります
エンジンオイルの温度が上がり抜けやすくなります。
10mmの六角レンチでドレンプラグを緩めます
- 10mmの六角レンチかBOXレンチを使用して下さい。
- 10mmの六角レンチは必ず根元まで挿して外して下さい(ネジがなめる原因になりますのでご注意下さい)。
- ある程度緩めたらゴム手袋を付けてボルトをはずします。
エンジンオイルは熱いので、やけどに注意して下さい
- ドレンボルトを落とさないようご注意下さい。
- ゴム手袋を使用すると良いでしょう。
ドレンボルトに鉄粉がついてます
パーツクリーナーで洗浄してウエス等できれいに拭き取ります
ドレンワッシャーを新品交換します
ドレンワッシャーはオイル漏れ防止の為、オイル交換時に毎回交換しましょう。
オイルを排出している間に左下カバーを外します
オイルフィルターを外す為、T25トルクスネジ3つを外し左下カバーを外します。
左下カバーを外すとオイルフィルターが見えます
オイルフィルターを外す時にマフラー等にオイルが付着しますのでビニール等を貼ります
BMW 純正オイルフィルター 純正品番 11427721779
画像はB76の14面ですが12面もありますので、確認してからオイルフィルターレンチを入手して下さい。
オイルフィルターのパッキン部分に新しいエンジンオイルを薄く塗布します
オイル漏れを防ぐ為と、締めやすくするようにエンジンオイルをシール部分に塗布します。
締め付けトルク11N/Mでオイルフィルターを締付けます
オイルフィルターは締め付け過ぎると多大な出費が予想されますので必ず規定トルク11N/Mを守って下さい。
ドレンボルトを10mm六角レンチで42N/Mで締め付けます
ドレンボルトは10mmの六角レンチで42N/Mのトルクで締め付けます。オイルフィルターと同様で締めすぎると多大な出費が予想されますので必ずトルクレンチをご使用下さい。
専用工具がシートの下に有ります
専用工具でオイル注入キャップを開けます
今回、エンジンオイルは SCHLOSS BEA-BM40 5W-40 を使用します
BMW用にエンジンオイルのマイスターが手がけた逸品です。
敏感な人はエンジンの出力アップとシフトフィールの向上が体感できるかと思います。
エンジンオイルをとりあえず3L入れます
エンジンオイルを3L注入してしばらくアイドリングします。
オイルレベル窓で確認しながら少しずつオイルを足していきます
- エンジンを止めて5分ほど経ちましたらオイルレベル窓で確認しながら少しずつエンジンオイルを足していきます。
- 入れ過ぎはエンジンに悪影響を与えるので、必ず少しずつ足して確認してレベルの真ん中くらいにあわせて下さい。
- オイル交換&フィルター交換は難しい作業ではありませんが、ドレンボルトを締め過ぎてオイルパンを損傷すると多大な出費が予想されますのでご注意下さい。
- ドレンボルトやフィルターの締め付けトルクの加減が分かりにくいので、必ずトルクレンチの使用を推奨いたします。