カワサキ KLX125エンジンオイルとフィルターの交換手順
- カワサキKLX125のエンジンオイル交換とエレメントの交換の流れを説明いたします。(D-TRACKER125も共通です)
- オイルフィルターを交換するときは、必ずオイルフィルターキャップのOリングをバイク屋さんかネット通販で購入しておいて下さい。一度外すと伸びて溝にはまらなくなり、再利用できませんのでご注意下さい!
- ドレンボルトの締め付け規定トルク(ドレンボルト18n/m)(エレメント8.8n/m)がありますので、初めての方はトルクレンチの使用を推奨いたします。
- メーカー推奨交換時期はエンジンオイル:1年又は6000km エレメント:18000kmですが2000km~3000kmでオイル交換することをお勧めいたします。
- 基本的な知識と技術をお持ちの方を対象に記事を書いておりますので自信の無い方はショップでのオイル交換をお勧め致します。
- この記事は完全ではありませんが、少しでも参考になれば幸いです。
用意するもの
- エンジンオイル(メーカー推奨はカワサキ純正R4 SJ10W-40)1L缶
- オイルフィルター(D-TRACKER125・250 KLX125.250 SUPER SHERPA KSR110、ELIMINATOR125と共通です)純正品番:52010-1053※Oリングは別
- オイルフィルターキャップのOリング(サイズ:59.6-2.4)純正品番:92055-0201
- 廃オイルパック(廃油処理箱)
- 8mmと17mmのメガネレンチまたはボックスレンチ
- トルクレンチ(整備のスキルをお持ちの方は不要)
- ウエス
- オイルジョッキ
- パーツクリーナー
- ゴム手袋
まずはエンジンを掛けて暖機運転するか走ります
エンジンオイルの温度が上がり排出しやすくなります。
- オイルドレンボルトの位置はシフトペダル横になります。
- 17mmのメガネレンチ又はボックスレンチを使用して下さい(モンキー、スパナは使用不可)
- 反時計周りに緩めます
エンジンオイルは熱いのでご注意下さい!
- エンジンオイルは熱いのでヤケドにご注意下さい。
- 軍手はオイルが染み込んでヤケドする恐れがあるのでゴム手袋使用しましょう。
オイルフィルターを外します
オイルフィルターキャップの8mmのボルト3本を外しカバーを外します。
オイルフィルターが見えました
オイルフィルターをラジオペンチ等で引き抜きます。
古いオイルフィルターと新しいオイルフィルター
- 画像右側のOリングは左側のOリングと比べてかなり大きくなってます。
- 社外品のフィルター(KLX250と共通)の中に入っていたOリングはKLX125のキャップの溝に合わなかったので必ず純正のOリングを用意してからフィルターを交換しましょう。※純正品番:92055-0201 サイズ:59.6-2.4
オイルフィルターキャップにぴったりと合ったOリング
古いOリングはゴムが伸びて溝にはまらなくなり、オイル漏れの原因になるので純正の新品に交換して下さい。
新しいフィルターをセットしてキャップをします
赤丸の三角マークを上にして3箇所のボルトを均等に少しずつ締めていきます。トルクレンチを使用される方は締め付けトルク8.8n/mになります。
シーリングワッシャーを新品に交換します
ドレンボルトのシーリングワッシャー(内径12mm)はオイル交換毎に新品に交換しましょう。
ドレンボルトを締めます
- ドレンボルトは手で回らなくなるまで締めます(初めから工具を使うとねじ山を損傷する恐れがございます)
- トルクレンチを使用される方は締め付けトルク18n/mなります。
- ドレンボルトとフィルター付近に付いたオイルをパーツクリーナーで洗浄します
エンジンオイルを注入します
- オイル量はフィルター交換時1Lになります。
- 800ml位入れてから一度エンジンを掛けて5分後にゲージを見ながらオイルを補充します。
- ゲージはねじ込んで止まった所で測ります。
- KLX125のオイル量は少ないので2000km~3000km毎のオイル交換が望ましいでしょう。